教員免許をお持ちの方!
家事・育児や介護との両立を考えると、フルで働くのは難しい。
でも教育現場で働きたい気持ちもある…
そんなふうに思ったことはありませんか?
私もそのように考えて、たどり着いたのが
‘特別支援学校で非常勤講師をする’
という働き方でした。
私は2年ほど特別支援学校の非常勤講師として働いています。
結論からいうと、特別支援学校の非常勤講師としての働き方にすごく満足しています。
これまで勤務してきて感じたメリット・デメリットについてまとめてみました。
よかったら参考にしてみてくださいね。
一つだけ注意点があります。
以下のものは私の体験をもとにかいたものです。
勤務する都道府県や学校によっても違いはあると思います。
講師登録や面接を受ける際には必ず条件の詳細を確認するよう、お願いします。
主婦×特別支援学校非常勤講師のメリット
私が実際に主婦として特別支援学校の非常勤講師になって感じたメリットはこの3つです!
- 短時間で働ける
- 授業をメインですすめなくて良い
- いろいろな先生の指導がみれる
- 副業可能
短時間で働ける
特別支援学校の非常勤講師は、基本的に子どものいる時間のみの勤務です。
私の場合、我が子の幼稚園の時間に合わせた勤務時間にしてもらっています。
また、習い事や療育の日の勤務時間は短めにしてもらっています。
年度始めに時間の希望を出しておけば、ある程度融通をきかせてもらえます。
授業をメインですすめなくて良い
特別支援学校は基本的にチームティーチングです。
(1つの授業に先生が複数人います。授業を主で進めていく先生と、サブとしてサポートを行う先生に分かれます。)
特別支援学校の非常勤講師はほとんどの場合、サブとして授業をサポートする側になります。
中学校や高等学校の非常勤講師は教科の授業をもつ場合が多いですよね?
教科をもつと授業を考え、テストの採点をする時間が必要になります。
特別支援学校の非常勤講師だと、勤務時間外に授業のことを考えなくてもすみます。
その分、授業をする先生に指導方針は確認しておいてくださいね。
私の場合フルタイムで働いていたときと比べて、家庭の時間と仕事の時間を分けられるようになりました。
上記はあくまで私の体験談です。
主で授業をもつことになるのかは、面接等で必ず確認してください。
いろいろな先生の指導がみれる
先ほどもお伝えしましたが、特別支援学校は基本的にチームティーチングです。
また、国語や算数などの授業では、習熟度別のクラスがつくられます。
そのため、色々な先生の指導を見ることができます。
私自身いいな、と思う指導をしている先生にたくさん出会ったことで、自分の目指したい指導のスタイルが確立されてきたように思います。
また、我が子も発達が凸凹なので、その点でも接し方の勉強をすることができています。
副業が可能
教員採用試験に合格した正規職員はもちろん、フルタイムで働く常勤講師は副業が禁止されています。
それに対して非常勤講師は副業が認められています。
これは特別支援学校だけでなく全職種で同じです。
わたしの周りでは音楽活動をされている方、お店をひらいている方が多いですよ。
私もこのブログを副業にしたくて運営しています♪
下の記事には私の副業のリアルなお給料をまとめています。
今はこの時よりももう少し収入アップしていますが…
気になる方は読んでみてくださいね。
主婦×特別支援学校非常勤講師のデメリット
ここからは逆に私が実際に主婦として特別支援学校の非常勤講師になって感じたデメリットを5つお伝えします。
私が考えたところではメリットよりもデメリットの方が多くなってしまったのですが…。
デメリットも知った上で特別支援学校の非常勤講師になるという選択をしてほしいと思い、記事にしています。
- 専門性が必要
- 長期休暇中はお給料がなくなる
- 働きたい時間帯に働けるかはわからない
- 雇用が期間限定
- 教員免許が必要
専門性が必要
特別支援学校では、障害のある子どもが通っています。
一口に障害と言っても、一人ひとり特性も性格も違います。
一人ひとりに合わせた指導をするのは、なかなか大変です。
ときには噛みつき・引っ掻きなどにより怪我をすることだってあります。
教員免許があるから、と慢心せずに勉強し続けることが大切だと感じています
担任の先生ともたくさんコミュニケーションをとり、指導方針を確認しておいてください。
私も2年働いていますが、まだまだ勉強しなければならないことがたくさんです。
もちろん勉強になる部分もたくさんあります。
それだけではない、いいことばかりではない。
指導するにはかなりの覚悟をもってほしいと思います。
長期休暇中はお給料がなくなる
特別支援学校の非常勤講師は、基本的に子どものいる時間での勤務です。
そのため、春休み、夏休み、冬休みの長期休暇中はお給料がなくなります。
昨年の8月は勤務時間0でしたので、9月のお給料は0円でした。
また、ゴールデンウィークなど、祝日が多い月もお給料が減ります。
時給なので仕方がないですよね。
以上のことをふまえると、毎月安定したお給料をもらうというのが難しくなっています。
何月にいくらお給料がもらえるのか、年度初めに自分で計算することをおすすめします。
働きたい時間帯に働けるかはわからない
非常勤講師の全体的な勤務時間の枠(コマ数)は各学校ごとに決まっています。
そのため、例えば私が
“月曜日の10時から15時で働きたい!”
と思っても、その時間帯に非常勤講師の枠がなければ、働くことができません。
希望した時間帯に働けるのかは、最初に確認しておきましょう。
雇用が期間限定
雇用契約される期間が最長でも1年です。
来年度も雇用してほしい、と思うと、再度雇用契約を結ぶ必要があります。
産休に入られる先生の代替だと、もう少し短くなる場合も。
これは学校の非常勤講師全体にいえることですね。
そのため、安定した仕事であるとは決していえません。
教員免許が必要
これは当然と言えるのですが、非常勤といえど教員であることには変わりありません。
そのため、特別支援学校の非常勤講師として働くためには教員免許が必要です。
ただし、特別支援学校の教員免許をもっていなくても、
小学部なら小学校、中学部なら中学校の免許、高等部なら高等学校の免許
これらの場合、各学部で働けるようです。
こちらも応募する際に確認してみてください。
自分のしたい指導ができるとは限らない
特別支援学校で非常勤講師として働く場合、正規採用された先生がクラスの主担任となり、そのサポート役になることがほとんどです。
素敵な指導をされる先生もたくさんいるのですが、中には
ん?その指導で本当にいいの?
と思うような指導をされる先生もいることは否定できません。
これは小学校などの一般校でもいえることかもしれませんが。
たくさんの先生が学校にいらっしゃるので、ある程度は仕方ない部分でもあります。
それでも、主担任のクラス運営の方針は無視できないので、基本的にはそれに合わせます。
これがストレスになることも…
教員を目指す方はある程度自分の指導スタイル・信念があると思うのですが、
非常勤として働く場合、諦めなければならない場合もあると覚悟しておいてください。
主婦が非常勤講師になって満足しています♪
いかがでしたが?
思ったよりデメリットがおおくてびっくりしてしまいましたが。
子どもの命を預かる仕事ということで、覚悟をもって仕事をしていただければと思います。
それでも私はこの、特別支援学校の非常勤講師という仕事について良かったと思っています。
冒頭でもお伝えしましたが、上記のものは私の体験をもとにかいたものです。
それをふまえて参考にしていただけると幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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