お子さまの発達検査で「ケンケン」が苦手だと指摘されたり、なかなかできるようにならずに悩んだりしていませんか?
我が家の次男も「発達ゆっくりさん」で、ケンケンがなかなかできませんでした。
周りの子ができる中、できない我が子を見て、「このままで大丈夫だろうか」「将来困ることはないだろうか」と、漠然とした不安に押しつぶされそうになった日もあります 。
しかし、この記事で紹介する方法を試したところ、ケンケンができるようになりました。
この記事では、同じように悩むお母さんのために、実際に次男が「ケンケン」を克服した経験をもとに、ケンケンが苦手な原因と、ご家庭で簡単にできる運動療育の遊びをわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、子どものケンケンが苦手な理由がわかり、日々の遊びを通じて子どもの成長をサポートするヒントが見つかるとうれしいです。
ケンケンが苦手なのはなぜ?原因と3つのチェックポイント
ケンケンは、片足で体を支え、バランスを取りながら前に進むという、複数の運動能力を必要とする複雑な動きです。もしお子さんがケンケンを苦手としているなら、以下の3つの能力がまだ十分に育っていない可能性があります。
- バランス感覚:片足で体を支える力
- 体幹の安定性:体の軸をまっすぐに保つ力
- リズム感:ジャンプのタイミングをつかむ力
専門家によると、これらの能力が未発達だと、ケンケンだけでなく、縄跳びやスキップ、さらにはお箸や鉛筆を上手に使う微細な運動にも影響が出ることがあります 。
まずは、お子さんがどの能力につまずいているのか、ご家庭で簡単にチェックしてみましょう。
- チェック1:片足で10秒間立てるか?
- まずは、その場で片足立ちを10秒間続けてみましょう。このシンプルな動きが、ケンケンの土台となるバランス感覚と体幹の安定性を測る最も基本的なテストです 。
- チェック2:つま先立ちで10秒間立てるか?
- つま先立ちで10秒間バランスを取ってみましょう。この動きは、足裏やふくらはぎの筋肉を鍛え、ジャンプに必要な脚力を養うのに役立ちます 。
- チェック3:ケンケンパの運動はできるか?
- ケンケンパは、片足ジャンプと両足ジャンプを交互に行う動きです。これが難しければ、リズム感や全身の協調運動能力に課題がある可能性があります 。
これらのチェックを通じて、お子さんがどの部分でつまずいているか把握することで、より効果的なサポートが可能になります。
【実践】バランスボールで体幹を鍛える3ステップ
今回紹介する方法は、発達ゆっくりな次男が通う療育施設で教えてもらった方法です。
特別な器具は不要で、ご家庭にあるバランスボールを使うだけ。
バランスボールは遊びながら体幹やバランス感覚を養える優れたアイテムです。

- バランスボールに座る
- 片足をゆっくり上げる
- そのまま10秒キープ
このシンプルな動作を繰り返すことで、ケンケンに必要な体幹のバランス力が鍛えられます。
効果を出すための3つのコツ
ただ闇雲にやるのではなく、効果を最大限に引き出すためのコツが3つあります。
- お子さまの身長に合ったバランスボールを使う
- 骨盤を立ててまっすぐ座る
- 左右の回数を同じにする
1. お子さまの身長に合ったバランスボールを使う
お子さまがバランスボールに座ったときに、両足の裏がしっかりと床に着く高さが理想です。
我が家の次男(身長約110cm)には、このくらいのサイズのバランスボールがちょうどよかったです。
もし、ご家庭にバランスボールがない場合は、お子さまの身長に合わせて選んでみてくださいね。
2. 骨盤を立ててまっすぐ座る
体幹が弱いと、座ったときに背中が丸まりがちです。しかし、この状態で片足を上げてもバランスが取りにくく、効果が半減してしまいます。
「背中をまっすぐにしてね」と声をかけながら、姿勢を意識させてあげてください。
3. 左右の回数を同じにする
ケンケンは左右の足でバランスを取る必要があります。
お子さまがやりやすい足だけでなく、苦手な足も同じ回数だけ練習することが大切です。
【まとめ】「できない」は成長のサイン!寄り添う気持ちが大切
お子さんがケンケンを苦手としているのは、決して特別なことではありません。それは、彼らがこれからたくさんのことを吸収し、成長していくための大切なステップです 。
大切なのは、「できないこと」に焦点を当てるのではなく、お子さんのペースに寄り添い、日々の遊びを通じて「できた!」という喜びを一緒に分かち合うことです。
私自身も、次男がケンケンをできるようになったとき、涙が出るほど嬉しかったのを今でも覚えています。
この喜びの体験は、親子の絆をさらに強くし、子どもにとって大きな自信へと繋がります。
もし、ご家庭での運動療育や子どもの発達について、より専門的なサポートが必要だと感じたら、児童発達支援センターや保健センターなど、相談できる窓口もたくさんあります。一人で悩まず、ぜひ利用してみてくださいね 。
そして手先の器用さなどの微細運動を育むのにぴったりな知育玩具をご紹介。

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最後までお読みいただきありがとうございました。
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